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平家工房では、2階建てではなく、平屋のみにこだわり、1階建ての平屋のみをご提案させてい ただいております。それは、こんな思い入れがあるのです。

icn_house3住むためだけの家造りでいいの?

私が木造住宅造りに携わり30年以上が経ちました。
その間に家に対するお客様のご要望はかなり変化していると感じています。
当初は、リビングルームで家族が団らんするという考えはなく、家を訪れるお客様をもてなすための和室の続き間、客間が家の中心でした。そして、家族が実際に生活する場は、家の北側においやられていました。今、思うとお客様に見せる為に家を建てたようなものだと思います。
このように、ただ住むためだけの家となり、住宅の性能、居住性、家族団らんという考えがまったくなかった家造りでした。

icn_house2ローコスト住宅って本当にローコスト?

そして今、お客様中心の家造りから、家族中心の家造りに変わり、お客様のご要望も構造・省エネ・バリアフリー・リビング階段・オール電化・太陽光など、多種多様な性能を住宅に求められています。ただ、住宅の性能が多様化するほど、価格も高額になり、家の広さも大きくなってしまいます。
少し前までは、住宅の間取りを企画化することで、価格を抑えた「ローコスト住宅」が流行っていました。「ローコスト住宅」のからくりは、建物本体の価格を抑えるのではなく、「本体価格」「付帯工事価格」に分け、付帯工事価格を莫大な価格設定にすることで、建物本体価格を抑えたような表現をしているだけなのです。その事がわかりはじめ、ローコスト住宅も最近では少なくなってきています。

icn_house歳をとっても不自由なく暮らせる平家

昨年、17年前に建てて頂いたお客様から家のリフォームの相談がありました。
子供が結婚をして家を出たので、家には夫婦2人だけ。2Fの寝室に上がるのも歳をとり膝が痛いので1階の和室に寝ている。2Fの3部屋は、たまに帰ってくる娘夫婦が泊まるだけで普段は倉庫がわり。西田さんのところでは、平屋を建てているが良いリフォームの方法はないでしょうか?という相談でした。
その方の家は1Fが和室とリビングルーム、2Fが寝室と子供部屋2部屋という、当時としてはおしゃれな総2階の洋風の家。ただリフォームで2階建てを平屋に改築することはできません。私がご提案したのは、1階の和室をベッドが置けるように洋室の寝室に改築するということでした。
このお客様のように、歳をとり2階の部屋が使われていないご家庭は多くあるのではないでしょうか。 家族構成は年月が進むと共に変わってきます。子供は社会人になり家から出て行き、ご夫婦は年齢を重ねます。
若い時だけではなく、歳をとってからでも不自由なく暮らせる家、それが平家だと思っています。

icn_house4無理のない平家造りをしましょう

問題は建物だけではありません。無理のある住宅ローンを組んでいると、その支払いだけにおわれ、子供の教育費用、結婚、家族構成の変化や老後の生活…その費用を十分に貯めるだけの余裕がないのではないかと思います。
これまでのような住宅の提案ではない、ご家族の将来を見据えた、無理のない平家造りを私はお勧め致します。

平家研究家  西田卓史